2024-10-31
ノスタルジックカー大賞 渋いで賞
ノスタルジックカー大賞 渋いで賞は、東京は国立からやってきたトライアンフの『VITESSE convertible(ヴィテッセ コンバーチブル)』です。
トライアンフ・ヴィテッセは、1962年から1971年にかけてスタンダード・トライアンフが製造したコンパクトな6気筒エンジン車で、当時としては非常に魅力的な仕様を持つ一台でした。ジョバンニ・ミケロッティによるスタイリングは、同じく彼が手がけた1961年発表のプリンス・スカイラインスポーツと似た独特のフロントマスクが特徴で、多くのギャラリーが「これ、スカイライン?」とささやくほど。サルーンとコンバーチブルのバリエーションが揃い、ヴィテッセはどちらもクラシックな雰囲気を持ちながら、6気筒エンジンのパワフルな走りも楽しめる車でした。
日本国内では特に希少で、多くの旧車イベントでもほとんど目にすることができません。その希少なヴィテッセが、見事なコンディションを保ち、東京から東名高速を駆け抜ける姿は圧巻で、ファンにとっても貴重な出会いの一つだったことでしょう。